パトレイバーが実写化だそうである。
話は3月辺りに出ていて、このほど製作発表記者会見が行われた模様。
個人的な注目点は、なんといっても千葉繁氏が役者として出演するということ。
アニメ版のシバシゲオ役を担当された方であり、北斗の拳での超絶ハイテンションなナレーション役で有名な声優さんである。Wikipediaの解説の「千葉さん死んでくれ」はちょっと笑える…いや笑っちゃいけないんだろうけどw
え~…以上のみが注目点である。
アニメ/漫画の実写化は今まで「観たい」と思う作品はひとつもなかった。上記注目点はあるが、今作もそうなるだろう。そうなってしまう要因としては以下であろうと思われる。
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【アニメ/漫画でのテンポを再現できない】
ある意味「ないものねだり」なのだが、セリフとカット割りのテンポが非常にイラつく。誰かがセリフを言っている間、他の人は棒立ちでセリフを聞いてる絵ヅラがなんかイラつく。
かといってセリフを喋っている人ごとにカット割りをすると、めまぐるしく画面が変わって観ている方が疲れてしまう。
【邦画はCG(CGI)の使用方法がつまらない/下手】
CGをCGとして「こんな精巧なモデル作ったったでー!!ドヤッ!!」という観せ方がメインになってしまって、CGが出てきたとたんに話の進行が変になる。
またCGだからこそできるカメラアングルばかりを使ってしまうので、逆に迫力が無い絵ヅラばかりになってしまう。
【押井守氏の監督】
何かこの人が前面に出てくる作品ってシリアス一辺倒でメリハリが無くてツマランのよね。
攻殻機動隊を最初にアニメ化(映画化)したときは、攻殻原作の「草薙素子のお茶目要素」や「重い事案を日常的にこなす緩急のバランス」を完全にぶった切ってしまって以来好きになれなくなった。
アニメ版パトレイバーでは一部コミカルな話を作ってはいるが、それを考慮してもあまり良い印象は持てない。
以前攻殻機動隊SSSがTV放送された際、某実況板で「押井の作品に出てくる人の台詞まわしって『映画館で後ろの席に座ったオタが、だれも話す相手が居ないのに一人でブツブツオタ知識を喋っている』ような印象」という書き込みがあって、なるほどと得心したことがある。
他の作品はよく知らない。少なくとも「押井守だから観たい」ということにはならない。
実写作品も製作しているらしい。観たことはないが、ネット上では酷評が少なからず見受けられる。
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「機動警察パトレイバー」という作品は今までに漫画版・アニメ版(OVA/TV/劇場)・小説版等があるが、どれが原作と言うスタンスではなく企画自体が原作であり、そこから各メディア版が製作された。個人的には漫画版は至高といえるほど好きな作品である。第1話と最終話のタイトルの関連に気付いたときは鳥肌が立った。 今でも時々読み返すが、読み始めると最終巻まで一気に読んでしまう。
まぁ今回の実写化はパトレイバーの世界設定で2013年を舞台とするそうで(過去作品は1990年代)、過去作品との関連はほとんど持たせないだろうな…。登場人物の名前が変な改名で反映されてるけどw
押井守も一応企画グループ「ヘッドギア」の一員だからな…一応。
ちなみに個人的な「至高の漫画」は以下のとおり。
ブラックジャック(手塚治虫)
うる星やつら(高橋留美子)
セクシーコマンドー外伝すごいよ!! マサルさん(うすた京介)
機動警察パトレイバー(ゆうきまさみ)
究極超人あ~る(ゆうきまさみ)
拳児(原作:松田隆智 作画:藤原芳秀)
攻殻機動隊(士郎正宗)
風の谷のナウシカ(宮崎駿)
AKIRA(大友克洋)
拳児アニメ化しないかなー…ロトスコープでやれば重心移動の描写もかなりリアルになりそうだ
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