さて芸人側に対する感想の次は所属会社とマスコミと反社会勢力について。
この3つまとめても芸人側に対する感想ほどにはならないんだよね。
あ、ガキ使や笑ってはいけないで見たことのある人だーというのはさておき。
まず吉本興業としては抱える芸人が闇営業を行っていることは古くからの慣習として黙認していたそうな。「闇」という字が悪いイメージではあるが要は会社側からは見えない芸人個別の活動ということらしい。
吉本興業は創業明治45年(1912)と歴史が長く芸人との契約は現在でも独特のものらしい。全員がそうなのか一部だけなのかはわからないが、芸人との契約の際に書面を作らないといった話もある。
これをブラックととらえるか民法上有効な契約手段ととらえるかは微妙なところではあるが、書面を作りさえすれば解決する話ではある。契約書とは別にコンプライアンスの遵守等を誓約する確認書のやり取りは以前からあるらしい。
これらを踏まえての今回の騒動の初動付近(少なくとも社長記者会見前まで)は特に奇異なところは感じられない。芸人に対するパワハラとされる発言や「録音してるのか?」の問い等は芸人のやらかした内容に比べれば些細な話である。「俺にはクビにする力がある」発言も芸人側の身をわきまえない行動/発言に対しては許容範囲であり怒り心頭の上でのことと思える。力があるのは事実だし、芸人側はそういう対処をされても仕方のない行動を行ったのだから(自覚がないようだけれど)。
一つ残念なのは今回の会見前に契約解除した芸人の解除取り消しをしたこと。そこはガバナンス重視を貫いてほしかった。今後同様の事件を起こす人間が出たときに契約解除しにくくなっちゃったね。
次にマズゴミ。今回は芸人側に肩入れして吉本興業を攻撃するスタンスで各社統一しているようだ。自由の欠片もねーなこりゃ。
該当芸人の記者会見では反社会勢力とのかかわりの詳細や当時の状況確認、被害者への謝罪の真意を掘り下げるような話が一切聞こえてこない。
もちろん記者会見をすべてノーカットで見るほど暇ではないので報道番組で伝え聞く内容だけだが、マスゴミはこのあたりの話には全く興味がないようで、目の前で泣きはらしてるおっさん二人が如何に吉本興業から「圧力」を受けていたのかだけに興味があるようである。
「コンプライアンスを遵守しろ」「ガバナンスを徹底しろ」という会社の指示も圧力ととらえているらしい。
対して社長の記者会見は「パワハラパワハラ」の大合唱。社会的道義に反する行為を行った人間に対して処分や説教するのもパワハラらしい。感情を完全に殺してマッスィーンになれる人物じゃないと人の上に立てない時代になったようだ。
情報番組のコメンテーター等も「芸人かわいそう吉本パワハラ」一辺倒。一番かわいそうなのは詐欺被害者であり次に吉本興業。芸人側は自業自得でしかなくかわいそうという感情が起きる理由が全く分からない。同じレベルのことを政治家や大手企業社員とかがやったら全く真逆の報道姿勢になるよね。
また反社会勢力とされる人物と今回の該当芸人が写った写真は芸人以外は顔に目伏やモザイクが施されている。犯罪者のプライバシーを最優先で保護するマスゴミさすがです。
本来ならば反社会勢力が一般人に取り入ってくる手口等を執拗に紹介して同じような事件を防ぐ報道をするのが報道の報道たる基本ではなかろうか?視聴率や部数を上げることが報道だと思っている組織に報道の自由を語る権利/行使する権利はない。
最後に反社会勢力。
消えてなくなれ
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