2014年10月26日日曜日

首長vs市民団体 Round1 Fight!

 政治ネタは選挙のとき以外あまり書かないようにしているが、これは政治というレベルのものではない(なくなった)ので書いてしまおう。

 まず、この記事では個人名を書くよりはそれぞれの立場を強調したほうがいいと思うので個人名は書かず「首長氏」「市民団体氏」としておく。決してピッチャービビってるわけではない。
敢えて「市長」ではなく「首長」とするところに意味がある。

 まず事を知ったのは土曜夜の情報番組(おねむのたけちゃんを観てるのが好き)。トピックとして知ったのはもう少し前だが映像を見て大爆笑を禁じえなかった。
やり取り全体を知りたいと思い調べたら弁護士ドットコムに全文が掲載されていた。なんと言うかえーと…とりあえず弁護士ドットコム Good Job !!
http://www.bengo4.com/topics/2190/

 もう2chで日夜繰り広げられる煽り合戦そのまんま。あの場は「意見交換会」と銘打たれていたが、開始数十秒で「罵倒交換会()」にお題変更されてました。罵倒も意見に入るかといえば…まぁ入るんだろうな。

 どちらにも肩入れが無い立場で読んでみた感想としては首長氏の判定負けってところか。KOとまでは行かなかった。
 自身の感情に呑まれ相手の感情にのせられて衆人環視の中罵詈雑言に近い発言をしちゃうのは首長として、いや大人として、いや人としてどうなのか?
一方の市民団体氏も同様ではあるが立場が違う。同等の立ち位置で物を言い合った時点で首長氏の負け確定。

 この手の討論は相手に喋らせるだけ喋らせて冷静に矛盾点を導き出し、蜂の一刺しのひとことで相手を黙らせるのが高等な手段なのにはじめから互いに敵意剥き出し。下の下である。
1~2つ目の双方の発言でそれをお互いがやろうとして相手に発言を求めているように見えるが、それを拒否される(すぐに自身に発言を求められる)ことは双方が想定していなかったようだ。あるいは想定していたことが感情によってブッ飛んだか。
あとはもう双方が自身の主張を言うだけで会話になっていない。そんな中市民団体氏は幾つか問いかけをしているが、首長氏は終始命令口調で自身の主張を言うだけ。市民団体氏の「話をそらすな」発言には納得せざるを得ない。
首長氏の立場としては訊かれた事に答えて相手の意見をつぶすべきだった。
日々上から目線の発言をしている首長氏も、「便所の落書き」(かつて2chを評した言葉)程度の対話しか出来ないってこったな。

 そんなこんなで30分間の予定が首長氏の途中退席により10分間で幕を閉じた罵倒交換会だったが、その後のインタビューでは相変わらずの橋下節(おっと)。
「傍から見ている分には楽だろうね」 とかなんとか。公務(仕事)を感情でこなすことは楽なことだと思うんだけどなぁ。歴史上出てくる独裁者とかそうじゃん。楽をしたいから意見の統一とか説得とかせずに自身の感情・主張を押し付ける。条例化してないだけまだマシって程度だな…あ、刺青職員問題は条例化ではないにせよ似たようなことだな。
根本思想は独裁者のそれとなんらかわりが無い。「オレが正義だ!愚民共を統率してやるからありがたく思え」 的な。
今回の罵倒交換会は勝ち負けじゃない?いやいや場に望む前は言い負かしてやる気満々だったでしょ?

市民団体氏はカメラの前で一人になれたんだから、カメラに向かって感想やら主張やらを述べる一人舞台のチャンスだったのにそれを逃してしまった。感情が高ぶった状態だからしょうがないとはいえもったいなかったな。

さて、Round2は来るのか。来そうだな。来るな。場外乱闘が。

0 件のコメント :

コメントを投稿